殺しの7並べ 操作説明書
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Lastest Version: v1.00 2009-05-31
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開発日誌
目次
はじめに
「殺しの7並べ」は、日本がルーツと言われている、同名のトランプゲームを題材にしたゲームです。 このゲームは「7並べ」のバリエーションですが、「殺し」という概念が導入されおり、それで「殺しの7並べ」と呼ばれています。
「7並べ」は最初に手札をなくしたプレイヤーが勝利しますが、「殺しの7並べ」はこれとは異なり、もっとも殺されたカードが少ないプレイヤーが勝利します。
「殺し」とは、まだ場に出ていない札が壁や他の場札に上下左右を囲まれてしまうことを言います。殺されたカードを手札に持っているプレイヤーは、直ちに殺されたカードを公開しなければなりません。
本ゲームでは4人の参加者でゲームを行ないます。4人は人間かコンピュータから選びます。 コンピュータのアルゴリズムは5種類用意してあり、それぞれの性格に合わせて、異なったセリフを局面に合わせて表示します。
メインウインドウ
- 手札エリア
人間プレイヤーの手番の時にだけ、手札カードを表示します。 手札カードにマウスカーソルと合わせると、そのカードの位置が場札エリア上に表示されます。 カードの位置は赤か黄色の枠で表示され、黄色枠の場所にはカードをクリックするする事でカードを場に出す事ができますが、赤い枠の場合には、カードをクリックしても、そのカードを場に出す事はできません。
iPhone/iPod Touchではマウスカーソルを合わせることができないので、1回目のクリックでカードの場所を表示し、2回目のクリックでカードを場に出します。
- 場札エリア
すでに場に出したカード(場札)を並べて表示します。まだ場に出していない(誰かが手に持っているカード)の位置は空欄で表示されます。 殺されたカードは背景がピンク色で表示されます。
- 情報エリア
各プレイヤーの情報を表示します。
iPhone/iPod Touchで横向きに表示しているときには、下にスクロールするとこの部分が表示できます。
メンバー変更サブ画面
ゲームの開始時と、ゲーム終了時に表示されるサブウィンドウから、メンバー変更ボタンをクリックすると、このメンバー選択サブウィンドウが表示されます。
この画面で、プレイヤーの名前と、プレイヤーのアルゴリズムの種類(あるいは人間)を変更する事ができます。
ゲーム終了サブ画面
ゲーム終了時に表示され、勝利者と、これまでの通算成績を表示します。
通算成績はリロードしたりゲームを終了と消えます。
メンバー変更ボタンをクリックすると、メンバー変更サブウインドウを表します。
もう一度ボタンをクリックすると、再度ゲームを開始します。
オプション選択サブ画面
ゲーム開始時に、オプションボタンをクリックすると、オプション選択サブ画面を表示します。
ここから、ゲームオプションを選択することができます。
- 殺し成立の最大枚数
1,4,6,9,12の中から選択することができます。
1以外を選択すると、手札に残っていて、まだ場に出ていない複数の札が、長方形の形で壁または他の札に囲まれてしまうと、まとめて「殺し」となってしまいます。
上記の条件が成立する長方形内の枚数が、選択した最大枚数以下ならば、この長方形内の全ての札がまとめて「殺し」となります。
長方形内の枚数が最大枚数より多いならば、殺しは成立しません。 また、長方形の周りの壁の数が3辺の場合、「3方向壁で殺し成立」のオプションがチェックされていない場合だけ、殺しが成立します。
デフォルトは「9」です。
- 3方向壁で殺し成立
「殺し成立の最大枚数」が4以上の時のみ有効です。
複数枚で構成する長方形の3辺が壁の場合に、このオプションがチェックされていない場合には、「殺し」が成立しません。
壁が2辺以下の場合や、このオプションがチェックされていて、3辺が壁の場合には、「殺し」が成立します。
デフォルトは「無効」です。
- 最初に7札を並べておくか
このオプションをチェックすると、手札の中の7札を最初に場に並べてから、ゲームがスタートします。
このオプションをチェックしないと、最初は場札にカードが1枚も並べられていない状態で、まず最初のプレイヤーがダイヤの7を場に出して、ゲームがスタートします。
この時、以降のプレイヤーは前後左右斜めでない場合でも、7の札を出すことができます(他の札を先に出してもかまいません)。
デフォルトは「並べない」です。
- 殺したらもう一度手番を行なう
このオプションをチェックすると、殺しを成立させたら、もう一度連続して手番を行なうことができます。
さらに殺しを成立させた場合も、さらにもう一度連続して手番を行なうことができます。
つまり、殺しを連続して続けている間、連続で手番を繰り返すことができます。
デフォルトは「無効」です。
ゲームのルール
最初に各プレイヤーに13枚ずつのカードを配ります。
ゲーム・オプションで「最初に7札を並べておく」を選択している場合には、手札の7札を場に出して並べます。札の順番は上からスペード・ハート・ダイヤ・クラブです。
オプションで「最初に7札を並べておかない」を選択している場合には、最初に7札を並べません。
ダイヤの7を場に出したプレイヤーから順番に、手札を1枚ずつ場に出していきます。
自分の手番が回ってきたら、すでに場にでているカードに隣接または斜めに隣接するカードを場に出す事ができます。7札を出していない場合には、7札も出せます。
この時、カードを置く位置は、すでに並べているマークと同じ行で、すでに出ているナンバーと同じ列です。
まだ同じナンバーが出ていない場合には、すでに出ているナンバーよりも一つ少ない場合はその左隣の列に出し、すでに出ているナンバーよりも一つ多い場合はその右隣の列に出します。
場に出ていないカードの位置の前後左右が、カードの存在しない位置(壁と呼びます)か、すでに場にカードが出ている位置ならば、その場に出ていないカードは「殺し」となります。
「殺し」となったカードは直ちにその札を手に持っているプレイヤーが、その札を公開しなければなりません。
「殺し」となったカードはゲーム終了までそのまま公開されたままとなります。
なお、本ゲームでは便宜上、「殺し」となったカードを場に赤く表示し、情報エリアにその数を表示しています。
オプションで「殺し成立の最大枚数」に1以外をしている場合には、長方形に囲まれた、場に出ていないカードの枚数が設定値以下ならば、長方形内の全カードが一度に殺されます。
自分の手番に、カードを置くところがなくなったプレイヤーは、その手番をパスします。
パスは何回でも行なう事ができます。
自分の手番中に、手札がなくなったプレイヤーは、その時点で「あがり」となります。
プレイヤーは、自分の手番の最初に手札がなくてあがる場合と、手札を場に出してあがる場合と、自分の手札を自分で殺してしまう事によりあがる場合があります。
他人の手番にカードを殺されて、手札がなくなってしまった場合は、自分の手番が回ってきた時点であがりとなります。
相手の手番中にあがることはできません。
あがりとなったプレイヤーの手番は飛ばされます。全員があがりとなった時点で、ゲームは終了します。
ゲームの勝利者は以下の条件で決定します。
最も「殺し」となった(殺された)カードが少なかったプレイヤーが勝利者となります。
殺されたカードの枚数が同じ場合には、同点のプレイヤーの中で、最も「殺し」を実施した(殺した)枚数が一番多いプレイヤーが勝利者となります。
上記の2条件がいずれも同点の場合には、同点のプレイヤーの中で、最初にあがったプレイヤーが勝利者となります。
上記条件の現在の状態は、いずれも情報エリアに表示してありますので、注意してプレイしてください。
ローカルルール
トランプのゲームとしての「殺しの7並べ」にはさまざまなローカルルールがありますが、代表的なローカルルールと、本ゲームの違いをあげておきます。
- カードの置き方
一部のローカルルールでは上下左右で場札と隣接している手札は、いつでも場に出す事ができますが、斜めに置けるのは「殺し」が発生する時だけとなっています。
本ゲームのルールではいつでも斜めに置ける事にしています。
- パスについて
置けるところがある場合でもパスができるというローカルルールがあります。
また、一定回数パスしたら脱落するというローカルルールもあります。
本ゲームではパスは置けるところがない時だけ行なう事ができ、回数に制限はありません。
- 複数枚の殺し
一般的に採用されているローカルルールとして、一定枚数以下の場に出ていないカードの塊が、長方形となった場合、これらのカードはまとめて殺されます。
本ゲームではこのルールをデフォルトで採用しており、9枚以下の長方形が全て殺されます。オプションによって枚数を変更したり、無効にすることができます。
- 初期配置
日本の「7並べ」は、最初に7を並べてしまいますが、海外の場合には、7札は手札で、自分の番に置く事ができるそうです。
本ゲームでは、デフォルトでは7札は手札としてスタートします。オプションで7札を全て配置してスタートすることが選択できます。
- 同点の時の勝利判定
一般的なルールでは、殺された枚数が同点の場合、先にあがった方が勝利します。
本ゲームでは殺された枚数が同点の場合、殺した枚数が多い方が勝利者となります。
これは本ゲームでのみ採用されている独自のローカルルールです。
- 殺しの場合の連続手番
メールで教えて頂いたのですが、殺しを行なった場合、連続して手番を行なうことができるというローカルルールがあるそうです。
このルールを適用すると、プレイの戦略がより多様になり、殺しの使い方が勝敗を分けることになるでしょう。
本プログラムでも、var 0.50以降で、オプションで選択することができるようなりました。
メールで教えてくれた金丸さん>Thanks!
おまけ:アルゴリズムについて
本ゲームでは、以下のメンバー変更サブ画面において、それぞれ性格の異なる、以下の種類のアルゴリズムを選択する事ができます。
- (人間)
- 強さ
人間(=あなた)が操るので、強さはあなた次第です。
- 性格
あなたが操るので、性格はあなた次第です。
- メッセージ
機械的なアナウンスだけです。 つまらなければ勝手に喋って盛り上がってください。
- 単細胞
- 強さ
激弱
- 性格
なにも考えず、ランダムに置ける場所にカードを置きます。
- メッセージ
頭悪そうで、意味もなく過激なセリフを吐きます。
- 冷静
- 強さ
とっても強い
- 性格
殺した場合の相手のダメージと、自分のカードを危険にさらすリスクを計算して、 攻守のバランスをとるような札の置き方をします。
- メッセージ
冷静さを装ったセリフを吐きます。本当に冷静かどうかは疑問ですが。
- 殺し屋
- 強さ
とっても強い
- 性格
相手を殺せるチャンスは、たとえ自分のカードを危険にさらしても、決して逃しません。
攻撃的な札の置き方をしますが、自分のカードが殺されるリスクを考えていないわけではないです。
- メッセージ
変な関西弁のようなセリフを吐きます。
たまに挑発的な発言をしますが、面白がっているだけで、本気ではありません。
- 臆病
- 強さ
まあまあ強い
- 性格
他人のカードを殺す事よりも、とにかく自分のカードを殺されない事に重点をおいてプレイします。
でも実は他人のカードを殺す事を避けているわけではありません。
自分のカードを守るためなら躊躇なく他人を犠牲にします。
- メッセージ
オドオドしたセリフを吐きます。
他人のカードを殺した時には謝りますが、本心から謝っているかどうかは疑問です。
大量に他人のカードを殺した時には、ふっ切って強気なセリフを吐きます。
- 凶暴
- 強さ
まあまあ強い
- 性格
他人のカードを殺す事だけでなく、他人のカードを危険に追い込む事を重視します。
そのためには自分のカードを危険にさらす事を厭いません。
- メッセージ
強気で、挑発的なセリフを吐きます。
でもなんでそんなに強気なのか、根拠がありません。
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