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開発日誌
目次
ストーリー
遥かな未来、人類は星間航法を開発し、広大な宇宙開拓に踏み出した。
過密な地球で資源獲得競争に開け暮れていた人々は、競って宇宙開拓に乗り出した。
人々はあらゆる困難にも屈することなく、次々と新たな星に植民していき、やがて広大な空間が人類の版図に加わった。
開拓の結果、人類は莫大な資源を手にし、広範囲の空間に希薄な人口が広がる状態となった。
だが、資源獲得競争から解放された人類は、世代を重ねるうちに技術を支えることができなくなっていった。
人類の未来を憂いた一部の科学者たちは、数百年後まで開くことのないタイムカプセルを作成し、できる限り多くの知識をそのカプセルに入れて、全ての植民星にばらまいた。
しばらくして、平和な時代は突然終わりを告げた。
凶悪な宇宙怪獣が各地に出現し、植民星を次々に滅ぼしていった。
その時代、僅かな数の工業惑星が、人類全体に工業製品を供給していたのだが、全ての工業惑星が宇宙怪獣の餌食となった。
宇宙船も次々に破壊されて、人類は宇宙航行が不可能な時代に逆戻りした。
大半の植民星が宇宙怪獣によって滅亡する中、8つの惑星が防衛システムを建設し、宇宙怪獣の攻撃にもちこたえることに成功した。
こうして、人類はかろうじて滅亡を免れたが、かつての栄光を失い、宇宙航行も技術的/軍事的理由で不可能となった。
そして、更に数百年が経過した。
8つの星で生き残った人々は、いくつもの世代を重ねるうちに、かつて宇宙空間に踏み出していった時のような、あらゆる困難も克服する開拓精神を取り戻していた。
そんな中、かつての技術を詰め込んだタイムカプセルが8つの星で同時に姿をあらわした。
これにより、8つの星は宇宙に進出する技術を取り戻すことに成功し、再び宇宙空間に踏み出し始めた。
しかし、宇宙怪獣はまだ消えたわけではなかった。
新たに宇宙怪獣に対抗する武器を手にして、8つの星の人々は宇宙に進出を開始した。
あなたの使命は、8つの星の一つを率いて宇宙に進出し、宇宙怪獣を倒して再び広大な星間帝国を建設することだ。
星々を植民し、宇宙怪獣の攻撃に堪えられるような防御システムを建設していく必要がある。
さらに、宇宙怪獣だけでなく、他の7つの星もあなたと同じように宇宙に進出していることを忘れてはならない。
彼らとの競争にも勝たなければならないのだ。
はたして、あなたは宇宙最大の星間帝国を築くことができるのだろうか。
概要
このゲームの目的は、未来の宇宙を舞台にして、一つの星からスタートして、最大の帝国を建設することです。
技術を開発して宇宙空間に進出し、植民星を開拓して人口と経済力を増やし、強力な帝国を建設してください。
ゲームにはあなたの帝国以外に、ライバルの帝国が7つ存在していて、ライバルもあなたと同様に宇宙空間に進出を始めています。
また、宇宙には宇宙怪獣が存在し、防衛力の低い星を狙って、あなたやライバルの帝国に対して攻撃を仕掛けてきます。
ゲーム開始時、あなたは、宇宙空間を観測する技術も、宇宙空間を航行する技術も持ち合わせていません。
そのため、あなたの星の周り以外の宇宙空間がどうなっているのかわかりません。
まずは観測技術を開発し、植民可能な星を見つけます。次にそこまで到達できるような航行技術を開発します。
そこまで準備が整ったら、植民を実施して、あらたな植民星を建設してください。
あなたやライバルの帝国の人口は、一定率で人口が増加していきます。
増加する人口を養うために、新たな星を見つけて、植民や移民を行なってください。
あなたやライバルの帝国は、惑星の経済力に応じて、毎ターンの収入を得ます。
その収入を科学技術の研究や、惑星でのコマンドに投資して、あなたの帝国を強化してください。
科学技術を発展させると、より遠くの星の様子がわかり、また、より遠くの星まで航行することができるようになります。
軍事技術に投資することにより、防衛力を強化することができます。
惑星でのコマンドを実施すると、惑星の経済力や防衛力の強化、艦隊の建設を実施することができます。
これによりあなたの帝国を強化することができます。
また、惑星のコマンドで、貧しい星からの移民の受け入れ、新たな星への植民などを実現できます。
これにより人口が多く増えすぎた惑星から、新たに植民した惑星へ人口を移動することができます。
あなたの帝国とライバルの帝国が遭遇すると、お互いの探査地図を交換し、より広い範囲の地図をみることができます。
また、お互いの帝国間で貿易を行なうようになります。
貿易では技術力の高い国が黒字となり、低い国では赤字が発生します。
しかし貿易は本質的には相互利益になるものであり、赤字は貿易の副次的な効果により、黒字よりも実質的に大きく下回ります。
さらに、両国の技術力が拮抗している場合には、両国とも貿易で利益を得ることもあります。
また、技術力が低い国がその技術を研究する際には、開発に必要な研究費が軽減されます。
ゲームは最終的に、全ての星があなたかライバルの帝国の植民惑星となった時に終了します。
ゲーム終了時点でもっとも多くの得点を持っている国が勝利者となります。
各帝国の得点は、人口、科学技術、所有する惑星の数から算出されます。
つまり広大な領土を持たない国でも、科学技術に投資し、リードすることで、最終的に勝利することも可能です。
勝利を目指して、頑張ってください。
画面の説明
ゲーム画面
ゲーム画面は以下の3つのエリアに分かれています。
- データエリア(上部)
- ボタンエリア(左部)
- マップエリア(中央部)
データエリア
画面上部のエリアです。 あなたの帝国の情報の情報を表示します。
以下の情報を表示します。
- 人:所有する植民星の人口合計
- 経:所有する植民星の経済力の合計
- 探:探査技術レベル
- 航:宇宙航行技術レベル
- 軍:軍事技術レベル
- 金:所持している予算金額
- 艦:所持している艦隊数
ボタンエリア
画面左部のエリアです。機能ボタンのアイコンが縦に並んでいます。
それぞれのボタンには以下の機能が割り当てられています。
| ゲーム進行 |
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技術開発 |
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支配惑星一覧 |
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貿易一覧 |
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艦隊一覧 |
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得点表示 |
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隣国表示 |
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メッセージコンソール表示 |
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取込/出力 |
マップエリア
画面中央部の一番大きなエリアです。
宇宙の地図を表示します。以下のような情報を表示します。
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未探査のマスを示します。 |
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あなたの帝国が探査済で、星のないマスを示します。 |
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あなたの帝国は未探査だが、隣国が探査済のマスを示します。 |
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あなたの帝国の所有する植民星を示します。
クリックするとコマンド選択サブウインドウを表示します。 |
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どこの帝国にも属していない星を示します。
植民コマンドであなたの版図に加えることができます。 |
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ライバルの帝国に属する星を示します。
マウスカーソルを合わせることで情報を見ることができます。 |
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宇宙怪獣が存在することを示します。
マウスカーソルを合わせることで情報を見ることができます。 |
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移民船団が存在することを示します。
艦に塗られた色が所属国家を表し、あなたの帝国の移民船団の場合には、クリックするとコマンド選択サブウィンドウを表示します。 |
コマンド選択サブウインドウ
あなたの帝国に属する植民星が存在するマスをクリックすると、惑星コマンドを表示します。
あなたの帝国に属する移民船団が存在するマスをクリックすると、移民船団コマンドを表示します。
上記の両方が存在する場合は、惑星コマンドと移民船団コマンドの両方を表示します。
- 惑星名
クリックすると惑星名を変更できます。
- コマンド
クリックするとコマンドを選択できます。
技術予算配分サブウインドウ
- 探査技術
クリックすると探査技術開発予算を変更できます。
- 航宙技術
クリックすると宇宙航行技術開発予算を変更できます。
- 軍事技術
クリックすると軍事航行技術開発予算を変更できます。
支配惑星一覧サブウインドウ
あなたの帝国に属する惑星の情報を一覧で表示します。コマンドの欄をクリックすると、その惑星のコマンド選択サブウインドウが開きます。
貿易一覧サブウインドウ
- 左側の帝国からみて、上側の帝国との貿易収支を表示します。
- プラスは黒字、マイナスは赤字、"-"は接触していません。
艦隊一覧サブウインドウ
所有している艦隊の一覧を表示します。
- No.
艦隊の番号表します。
- 航宙L
航宙技術のレベルを表します。右の括弧は修正後のレベルです。
- 軍事L
軍事技術のレベルを表します。右の括弧は修正後のレベルです。
- 所属植民星
艦隊が所属している植民星を表します。
- 練度
艦隊の訓練レベルを示します。時間がたつほど上昇します。
- 経験
艦隊の戦闘経験を示します。戦闘に参加すると上昇し、時間が立つと低下します。
- 廃棄
艦隊の廃棄を予約します。廃棄を予約して、所属植民星で艦隊を建造すると、艦隊を置き換えることができます。
得点状況サブウインドウ
現在のあなたとライバル帝国の得点状況を表示します。
隣国状況サブウインドウ
あなたと接触している帝国の情報を表示します。
メッセージコンソール
画面に表示されたメッセージの履歴を表示します。
上が最新で、下にスクロールさせると古いメッセージを表示します。
データ出力/取込サブウインドウ(Dashboard以外)
注意!この機能はDashboardとブラウザでは異なります。Dashboardの説明は次の項目を御覧ください。
現在のデータをXML形式でテキストエリアに出力します。
テキストエリアの内容を全て選択して、コピーし、メモ帳などに張り付けて保存する事で、ゲームをセーブできます。
以前にセーブしたデータを再度取り込むためには、メモ帳からセーブしたデータをコピーして、テキストエリアに張り付けてください。
取込ボタンをクリックすると、テキストエリアのデータを取り込んで、ゲームを再開できます。
ただし、ゲーム中に設定した科学技術や惑星コマンドは保存していません。再度設定してください。
データ出力/取込サブウインドウ(Dashboard)
注意!この機能はDashboardとブラウザでは異なります。Dashboard以外の説明は前の項目を御覧ください。
SAVEボタンをクリックすると、現在の保存します。
既に保存されているデータは、日時が新しい順に、サブウインドウに並べて表示します。日時のところをクリックすると、そのデータを読み込むことができます。
"AUTO SAVE"と記してあるデータは、各ターンの終了時に自動的にセーブしてあるデータです。システムを停止して、次回に起動したときに、自動的に読み込まれます。
Finderボタンをクリックすると、Finderにセーブデータが保存されているフォルダーを表示します。データの削除やバックアップに御利用ください。
ゲームの流れ
ゲームはターンと呼ばれる一連の手順を繰り返して進行します。
一つのターンは以下の手順で進行します。
1.収入フェイズ
あなたやライバルの帝国は、支配している植民星の経済力の合計と同じ収入を獲得し、予算に追加します。
貿易が発生している場合には、貿易の収支に応じて予算を加減します。
艦隊を保持している場合には、1艦隊につき費用2の維持費を支払います。
移民船団を保持している場合には、1船団につき費用2の維持費を支払います。
2.コマンドフェイズ
あなたは、マウスを操作して、以下の命令を下すことができます。
- 技術開発予算配分の決定
技術表示ボタンをクリックして、技術予算配分サブウインドウを表示し、どの技術に予算をどれだけ振り分けるかを決定します。
振り分けることのできる技術は、探査技術、航宙技術、軍事技術の3種類で、合計で最大100%までしか割り振ることができません。
実際に投入される費用は、予算と総人口により決まります。予算や総人口の範囲内で、開発予算を配分します。
技術開発予算配分を設定しない場合には、自動的に前のターンの値を引き継ぎます。
- コマンドの設定
各惑星や移民船団をクリックして、コマンド選択サブウインドウを表示し、予算の範囲内で、各惑星や移民船団のコマンドを設定します。
惑星や移民船団で選択できるコマンドの種類は、予算やその対象の状況により変化します。
コマンドは技術開発予算配分とは異なり、毎ターン初期化され、前のターンの内容は引き継ぎません。
3.コマンド解決フェイズ
設定したコマンドを実行します。
4.技術開発解決フェイズ
技術開発を実行します。
5.宇宙怪獣フェイズ
宇宙怪獣が発生/移動し、どこかの植民星や移民船団のマスにたどり着いた時には、戦闘が発生します。
コマンド
コマンドには、惑星コマンドと移民船団コマンドの2種類があります。
所有する植民星をクリックすると惑星コマンドを選択でき、所有する移民船団をクリックすると移民船団コマンドを選択できます。
惑星コマンド
惑星コマンドには以下の種類があり、各植民星は、条件に見合った惑星コマンドを1ターンに一つだけ選択し、実行することができます。
- 植民(費用20)
- 移民(5)
- 経済開発(50)
- 防衛強化(20)
- 艦隊建設(30)
- 移民船団建設(10)
植民
費用:20
条件:航宙範囲内に、どの帝国も所持していない惑星が自国探査済のマスに存在すること。人口が2以上あること。植民後の植民元惑星の人口が経済力の半分以上残ること。
効果;航宙範囲内にある、どの帝国も所持していない惑星に人口が1移動し、新たな植民惑星となる。
同時に複数の惑星から一つの星に向かって植民を行なった場合、1つの植民だけが成功し、残りはキャンセルとなる。
キャンセルとなったコマンド分の費用は発生しない(戻ってくる)。
移民
費用:5
条件:航宙範囲内に、その惑星よりも貧しくて、人口が2以上の星が存在すること。
あるいは豊かさは同レベルで、その惑星よりも人口が多い星が存在すること。
移民元の惑星の人口が 経済力/2+1 以上であること。
豊かさは経済力/人口で評価する。
効果:その星に、周辺の貧しい星から人口が1移動する。
経済開発
費用:50
条件:惑星の経済レベルが9未満で、人口の2倍未満であること。
惑星の経済レベルが、航宙範囲内の人口合計(商圏と呼ぶ)未満であること。
効果:惑星の経済レベルが1上昇する。
防衛強化
費用:20
条件:現在の防衛力が惑星人口の半分未満であること。
効果:惑星の防衛レベルが1上昇する。
艦隊建設
費用:30(維持費毎ターン2)
条件:惑星の経済レベルが5以上。その星に所属する艦隊が存在しないこと。ただし、廃棄を予約した艦隊は除外し、置き換えの艦隊建造を行うことができる。
効果:新たな艦隊が追加される。一個艦隊につき、毎ターン2の維持費が必要なので注意すること。
移民船団建設
費用:10(維持費毎ターン2)
条件:惑星の人口レベルが8以上。
効果:新たな移民船団がマップ上に出現する。その代わりに惑星の人口が1減少する。
移民船団一つにつき、毎ターン2の維持費が必要なので注意すること。
移民船団コマンド
移民船団コマンドには以下の種類があり、各移民船団は、条件に見合ったコマンドを1ターンに一つだけ選択し、実行することができます。
植民
費用:20
条件:航宙範囲内に、どの帝国も所持していない惑星が自国探査済のマスに存在すること。
効果;航宙範囲内にある、どの帝国も所持していない惑星が人口1となって、新たな植民惑星となる。
同時に複数の移民船団から一つの星に向かって植民を行なった場合、1つの植民だけが成功し、残りはキャンセルとなる。
キャンセルとなったコマンド分の費用は発生しない(戻ってくる)。
植民に成功した場合、移民船団は消滅する。
移民
費用:0
条件:航宙範囲内に、人口が8以下の植民星が存在すること。
効果:対象の星の人口が1増加し、移民船は消滅する。
移動
費用:0
条件:航宙範囲内のマスで、探査済の惑星/宇宙怪獣/他の移民船団が存在しないマスが存在すること。
効果:コマンド予約時にマップから移動先を選択する。選択先へ移民船団が移動する。
移動後探査範囲内に未探査のマスがある場合には、探査済になる。
技術と貿易
技術の種類
「Star Fleet Empire」には、以下の3種類の技術があります。
- 探査技術
この技術を開発すると、植民星からマップを観測できる範囲が広がります。
- 航宙技術
この技術を開発すると、商圏や移民できる距離が長くなります。
また、艦隊が宇宙怪獣からの攻撃からカバーできる範囲が広がります。
- 軍事技術
宇宙怪獣との戦闘の際に、撃破する/される確率に影響します。
探査技術と航宙技術の適応範囲
探査技術と航宙技術のレベルは、探査/移動ができる距離の範囲を示しています。
「Stars!」において、星と星の距離を計る際には、隣のマスまで距離2、斜め隣まで距離3としてカウントします。
つまり、植民星の隣(上下左右)のマスを観測するためには、2レベル以上の観測技術が必要となります。
さらに、植民星の斜隣(右上、右下、左上、左下)のマスを観測するためには、3レベル以上の観測技術が必要となります。
航宙技術も探査技術と同様に距離を適応します。
例えば、右に2つ、上に1つの場所にある星から移民をつれてくるには、隣に1つ(2)、斜め隣に1つ(3)で計5(2+3)の距離となり、レベル5以上の航宙技術を必要とします。
ライバルとの接触と貿易
あなたの帝国とライバルの帝国の植民星間の距離に対して、あなたかライバルのどちらかが、その距離以上の航宙技術レベルに達し、かつ、相手の植民星を発見した場合、あなたの帝国とライバルの帝国は接触します。
接触が発生すると、以下の事が発生します。
- 観測マップの交換
お互いの観測範囲の情報が見えるようになります。自国で探査しておらず、相手の国が探査済のマスは、グレーで表示され、
そこは自国にとってはまだ未探査のマスとみなされます。
- 貿易
観測技術、航宙技術のそれぞれにおいて、接触している帝国の方がレベルが高い場合、接触してる中でその技術が最も高い帝国から輸入が発生します。
この結果、輸出国では貿易黒字が発生し、輸入国では貿易赤字が発生します。
貿易額は輸入国の経済規模と、技術レベルの差によって決まります。
ただし、輸入国は輸入によるプラスの経済効果が発生するため、実際の赤字額は黒字額よりも少なくなります。場合によっては赤字の額よりもプラスの経済効果が上回る場合もあります。
- 技術開発に必要な費用の削減
観測技術、航宙技術のそれぞれにおいて、接触している帝国の方がレベルが高い場合、最も高いレベルとの差に応じて、その技術を開発するのに必要な費用が削減されます。
技術開発
技術表示ボタンをクリックすると、技術予算配分サブウィンドウが表示され、ここで技術開発への予算配分を変更する事ができます。
技術開発の予算配分は自動的に次のターンに引き継がれ、次に変更するまで毎ターン同じ配分で予算を配分します。
技術開発予算は、保有する予算金額と、総人口によって制限されます。
つまり資金を越えて予算が配分される事もないし、たとえ資金に余裕があっても、総人口を越えて予算が配分される事もありません。
技術開発に必要な予算は、技術のレベルが上がるにつれて上昇します。
また、接触している帝国がより高いレベルの技術を保有している場合、そのレベルに差に応じて開発に必要な費用が削減されます。
宇宙怪獣
宇宙怪獣の能力
「Star Fleet Empire」の宇宙では、宇宙怪獣という凶暴な巨大生物が存在し、突然あなたや他の帝国の植民星を攻撃してきます。
宇宙怪獣はマップ上にのアイコンで表示され、マウスカーソルを合わせる事でその能力を見る事ができます。
宇宙怪獣には以下の能力があります。
- 探:探査技術レベル
宇宙怪獣が周囲の植民星を発見できる距離を示します。
このレベルの距離内に植民星が存在しない場合、何も行動しません。
- 航:航宙レベル
宇宙怪獣が1ターンに移動できる距離を示します。
このレベルが2に達するまで、宇宙怪獣は移動しません。
- 軍:軍事レベル
宇宙怪獣の戦闘の強さを示します。
- 数:宇宙怪獣の数
宇宙怪獣の数を示します。数が多いほど宇宙怪獣は強力となります。
戦闘の結果、数が0となると、その宇宙怪獣は消滅します。
これらのレベルは、あなたやライバルの帝国の技術や艦隊数の平均から算出されます。
つまりターンが進むにつれて、宇宙怪獣の技術レベルが上昇してきます。
宇宙怪獣の攻撃
宇宙怪獣は、突然ランダムに発生します。
探査レベル以下の距離に移民船団や植民星といった目標が存在する場合、航宙レベルの距離を目標に向かって移動します。
宇宙怪獣が目標に到達すると、宇宙怪獣はその目標を攻撃します。
宇宙怪獣はもっとも少ないターンで到達できる目標に向かって移動します。
同じターンで到達できる目標が複数ある場合には、移民船団を優先して攻撃し、植民星だけが存在する場合、惑星の防衛レベルが低い星に向かって移動します。
この際に、目標の帝国が保有している艦隊のことは全く考慮しないので、注意してください。
宇宙怪獣との戦闘
あなたやライバルの帝国と、宇宙怪獣の戦闘は以下の順番に解決されます。
戦闘は3ラウンド行なわれ、どちらか一方または両方が消滅した場合、そこで戦闘が終了します。
3ラウンド経過しても双方の戦力が残った場合、戦闘は翌ターンに継続します。
1.宇宙怪獣 VS 宇宙艦隊
宇宙怪獣の攻撃を受けた植民星が所属する帝国が宇宙艦隊を保有している場合、最初に宇宙怪獣と宇宙艦隊が戦闘を行ないます。
宇宙艦隊は所属星から航宙レベル以内の距離にある自国植民星をたどっていける範囲で、宇宙怪獣の攻撃カバーします。宇宙艦隊は広い範囲をカバーするので非常に便利ですが、反面非常に高価で維持費も必要となります。
宇宙艦隊の攻撃力と防御力はその艦隊の建造時の軍事レベルにより決まります。また、宇宙艦隊はそれぞれ固有の練度と経験の値を持っており、これが合計40ごとに軍事レベル+1のボーナスがつきます。練度はターンが経過するごとに上昇し、経験は宇宙怪獣との戦闘ラウンドごとに上昇しますが時間が立つと低下します。練度と経験は、その艦隊が撃破されたり廃棄すると消滅しますが、廃棄時に所属星で新しい艦隊を建造すれば、置き換えとなって新しい艦隊に引き継がれます。
宇宙艦隊は建造時の軍事技術のレベルを引き継いでいるので、軍事技術が上昇しても古いままとりのこされます。
艦隊一覧サブウィンドウで古くなった艦隊を廃棄して、新しい艦隊と入れ換えましょう。
2.宇宙怪獣 VS 移民船団
宇宙怪獣が移民船団を攻撃した場合、カバーする宇宙艦隊がなければ、移民船団が攻撃を受けます。
移民船団は軍事レベル0で非常に弱体です。移民船団が被害を受けると、その移民船団は消滅します。
3.宇宙怪獣 VS 惑星防衛軍
宇宙怪獣が植民星を攻撃し、宇宙艦隊の数が0となって宇宙怪獣の数が残っている場合、宇宙怪獣は惑星防衛軍と戦闘を行ないます。
惑星防衛軍は惑星の防衛レベルに応じた数が出動します。
惑星防衛軍はその星だけしか防衛できませんが、費用も比較的安価で維持費もかからないので非常に効果的な防衛手段です。
ただ、防衛レベルは人口の半分程度までしかあげられないため、植民したばかりの星はなかなか十分に防御できません。
また、惑星防衛軍が被害を受けるとその星の経済力が被害1につき1ずつ低下します。経済力の上昇は非常に高価ですので、惑星防衛軍が被害を受けないように注意しましょう。
惑星防衛軍の軍事技術レベルは艦隊とは異なり、常にその帝国の最先端レベルになっています。
4.宇宙怪獣 VS 市民義勇軍
植民星が攻撃を受けて、宇宙艦隊も惑星防衛軍も0となり、なおも宇宙怪獣が健在の場合、その惑星の市民が義勇軍として宇宙怪獣と戦います。
義勇軍の数は人口に応じて決まります。
義勇軍は正規軍とは異なり、軍事レベルは0で、正規軍よりも弱体です。
義勇軍が損害を受けると、損害1につきその惑星の人口1と経済2が減少します。
義勇軍が全滅すると、その植民星は壊滅し、未所有の惑星になります。
人口の上昇は非常に時間がかかり、経済力減少も大きな損出となるため、市民の犠牲は非常に高くつきます。
なんとかして市民義勇軍が戦う羽目にならないように、宇宙怪獣への防御を整えてください。
市民義勇軍の軍事技術レベルは0で固定となっています。
宇宙怪獣との軍事レベルの差が開くと、僅かな怪獣のために、たくさんの人口が撃破される危険があります。
ゲームの終了と勝利
ゲームの終了
ゲームは全ての星が、あなたかライバルの帝国の植民星となった時点で、終了となります。
ゲームの終了時点で、勝利得点を計算し、もっとも得点が高い帝国が勝利者となります。
勝利得点
勝利得点は以下の要素から算出されます。
- 総人口
人口1につき1点
- 技術レベル
技術レベル1につき5点
- 植民星の数
植民星一つにつき3点
勝利得点は、いつでも得点表示ボタンをクリックして、得点状況サブウインドウを表示して、確認することができます。
情報画面(裏面)
画面内にマウスカーソルが入ると、右下にのアイコンが現れます。このアイコンをクリックすると情報画面(裏面)を表示します。
裏面にはバージョン、配布サイト・説明文・ライセンスへのリンク、ゲームを最初からやり直すためのリンクが記載されています。
XULRunner版をご利用の場合、他サイトや説明文へのリンクをクリックしても、ブラウザが立ち上がりません。お手数ですがこれらの情報を参照する場合には、別途ブラウザを起動してご覧ください。
※v1.00からタイトルロゴと「情」のボタンをクリックしても情報画面を表示するように変更しました。
デザイナーノート
Star Fleet Empireの世界へようこそ!
この「Star Fleet Empire」は以前は「Stars!」という名前で配布していましたが、v0.60からDashboardに対応するために見た目を一新したのを機に、ゲーム名を変更しました。「Star Fleet Empire」をよろしくお願いします。
まずは、「Stars Fleet Empire(S.F.E.)とはどんなゲームなのか?」ということを御説明しましょう。一言で言うなら「宇宙開拓ゲーム」です。最初は一つの惑星からスタートして、技術を開発し、他の惑星を発見して植民し、人口と経済力を増やしていきます。
S.F.E.の宇宙には「宇宙怪獣」という外敵が存在します。惑星の防衛力を高め、艦隊を建設して外敵から身を守ってください。さもなくば、あなたがせっかく建設した植民惑星は破壊され、最後には滅亡の憂き目にあうでしょう。
S.F.E.の宇宙ではあなたの勢力以外にも、他に7勢力が活動しています。しかし、安心してください。彼らは宇宙人の侵略者というわけではありません。彼らもあなたと同じ人類です。過去の文明が衰退して、別々の勢力として残っていますが、彼らも同じ人間です。接触すれば地図も教えてくれるし、貿易で互いに利益を享受するし、技術に差があれば開発に協力もしてくれます。
他の勢力は友好的ではありますが、領土問題はシビアです。惑星の支配は早い者勝ちです。ぐずぐずしていると回りの星を全て占領されて、植民する先がなくなってしまうかもしれません。とはいえ、現在のバージョンでは国家間の戦争はありません。ですから、出口がなくなった国がいきなり襲いかかってくることはないのでご安心を(将来のバージョンでは別ですが・・・)
S.F.E.の目的は最も強力な帝国を建設することです。全ての星の植民が完了すると、その時点でもっとも得点の高い帝国が勝者となります。得点は技術、支配惑星数、総人口から得点が決まります。コツがわからないと最初は苦戦するかもしれません。次にゲームのコツをお教えいたしましょう。
ゲームの最初にすべきことは何か?それは回りを調べることです。そのためには、探査技術をアップする必要があります。まずは探査技術に予算を100%まわしてください。そうしてゲームを進行させると、やがて近隣に新しい星がみつかるはずです。星が見つかったら、今度は予算を全て航宙技術にまわしてください。 もし星が見つからなかったらどうするか?ご安心ください。このゲームではあなたの星の隣か斜め隣にかならず別の未開発惑星が存在するように作ってあります。
航宙技術がアップして、新しい星にまで到達したら、次は植民を行いましょう。植民したら今度はお金を貯めて、経済力アップに使ってください。経済力は星の回りに十分な人口がいれば、人口の2倍まで増加できます。新しい星に移民を行って、人口をバランス良く配置し、経済力がなるべく人口の2倍に近づくように開発を進めてください。
経済開発の次は軍事技術の開発と防御力です。まずは軍事技術を5レベルくらいを目標にアップさせてください。次は惑星の防御力をアップしてしてください。最初のうちは宇宙怪獣は移動しません。宇宙怪獣が移動し始めるまでは艦隊は必要ありません。ただ、いつでも艦隊を作れるだけの資金を残しておいてください。偶然宇宙怪獣があなたの星に出現する場合もあります。その場合は防衛軍に任せるしかありません。いきなり星に宇宙怪獣が出現する確率はあまり高くはないので、とりあえず運に任せましょう。
宇宙怪獣が動き出しら試練のときがやってきます。まずは近隣の宇宙怪獣がいっせいに襲ってきます。これが第一波です。この時までに経済力が5以上の星を一つでも多く用意しておいてください。経済力が5以上あれば艦隊を作ることができます。目安としては宇宙怪獣の技術レベルよりは最低でも1以上、できれば2以上高い軍事技術を開発し、艦隊数も個々の宇宙怪獣ユニットの戦力以上、できれば+1程度の数を用意してください。そして、見える範囲の宇宙怪獣が消えるまでは、常に艦隊の再建費用を手元に残して置いてください。
ときどき、最初の宇宙怪獣の攻撃からしばらくしてから、2回目の総攻撃が襲ってくる場合があります。第2波は時には第1波よりも激しい場合があり、最悪、帝国が滅亡に追い込まれる危険があります。そなえを十分にして慎重に進めてください。
中盤以降の細かい説明はかえって面白さをそぐことになりかねないので、ポイントだけお教えします。
惑星防衛軍と宇宙艦隊は、惑星防衛軍の方がコストが安くお得に見えるかもしれませんが、防衛軍が破壊されると、経済力も減少します。経済力は開発に莫大なコストがかかるので、これは痛いです。なるべく宇宙艦隊で守りを固め、防衛軍は最後の手段と考えてください。
長い間訓練され、幾多の戦闘を潜り抜けた艦隊は、新たなに建造した艦隊よりも強力です。ベテランの艦隊をたくさん持っている方が、結果的に経済的になります。ですが、ケチケチして艦隊にあまりコストをかけずにいると、ベテランの艦隊を失って、新艦隊を何度も作る羽目になり、かえってコストがかかります。ですから継続的に十分な戦力、軍事レベルを維持できるよう積極的に予算を回したほうが、結果的に経済的になります。
航宙技術をアップさせて、今まで到達できなかった星へ新たに植民する場合には、先に艦隊の置き換えをしましょう。旧式な艦隊は新たな星に到達できません。植民したばかりの非力な惑星が宇宙怪獣に襲われたら、ひとたまりもありません。ただ、軍事技術が最新レベルの艦隊を航宙技術が足らないからといって置き換えていたら経済的でないのも事実です。このタイミングで軍事技術もアップさせて、艦隊を置き換えてから、植民を始めましょう。
周りを囲まれて新たな植民星が手に入らない場合、移民船団を建設して未知の遠い宇宙へ植民する必要が生じます。ですが、離れた植民星は本国艦隊による防衛を期待できないため、早急に独力で防衛艦隊を組織する必要があります。離れた植民星を建設する場合のコツは、十分に準備して、一気に開発することです。近接する複数の星に植民して、それぞれを一気に人口3、経済力5まで引き上げてください。そうすれば、それぞれの星で艦隊が建設できます。単独で植民するよりは宇宙怪獣に対して有効に対抗できます。
あなたの帝国が周囲を多くの帝国と接触している場合、貿易で莫大な資金を得るチャンスがあります。S.F.E.においては貿易黒字というのはある国に接している別の国の中で、もっとも技術力がある国に多く生じます。技術は探査・航宙・軍事の3種類ありますが、それぞれの技術で黒字額を判定します。まず、一つ、周囲で最もレベルの高い技術を開発してください。そうすれば貿易黒字が拡大します。それを更に別の技術に投じて、最終的にすべての技術で優位に立つことができれば、莫大な貿易黒字となります。そうしたら潤沢な資金で技術を開発しつつ、別の目的にも資金を使えるようになります。
ちょっとゲームに慣れてくると、難易度「普通」ではほとんど勝てるようになります。お勧めの難易度は「困難」です。私はテストプレイでは大抵このレベルで遊んでいます。 「困難」だと勝てない場合も多いですが、優勝争いの一角くらいまでは結構簡単に到達できます。「至難」は名前の通り勝つのは難しいです。生き残ることにすら苦労します。「困難」に物足りなくなったらぜひともチャレンジしてください。ちなみに私は「至難」では、勝ったのはたったの1回だけです。
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